代表
植村 友美

 

本当に必要な人に安全、安心な移動を。

現在、総務省消防庁が発表している令和元年度の全国の救急出動件数は約660万件と発表されています。実に5秒に1台が日本のどこかを消防救急車が走っている計算になります。

そのうち緊急性の無い、入院を必要としない搬送は全体の48.5%、件数にして320万件ありました。これら全てが適正外出動とは言い切れませんが、年々適正外利用の出動件数は増加の傾向にあります。
一言で消防救急と言ってもその出動は多岐に渡り、事故や急病の緊急搬送から、病院間の転院なども行っています。

 

これら全ての出動要請に即時に応える事は不可能となりつつあり、消防救急の出動はパンク寸前とも言われています。

病院の入院制度も超高齢社会の現代で保険制度に適応する為、短期入院が基本となり、状態が安定すれば在宅介護や施設への転院を行うことが一般的となりました。これらの転院には緊急性が無いため消防救急は出動できないことから、患者様やそのご家族は、移動に頭を悩ませる事も増えています。

弊社はそのような今の救急搬送体制に一石を投じられたらと思い民間救急車事業を始める事にしました。

看護師経験20年の看護師がドライバーを務め、患者様の対応を行うので安心して目的地まで移動していただく事ができます。 これから始まる在宅介護等の不安やお悩み事があれば、医療従事者としてご相談をお受けする事もできます。

 

また数多くの専用医療機器を搭載した搬送車を使用しますので、担当医の指示に基づいた病院から自宅や施設への継続した医療行為が可能です。

最期は住み慣れたご自宅で迎えたい、迎えさせてあげたい、一時外出したいなどの患者様とそのご家族の移動に関するご希望をお手伝いいたします。

弊社は本当に必要な人に、緊急性がなくても安全、安心な移動が可能な救急車が行き渡るようにしたいと考えています。